原料にこだわり伝統製法を守る
昭和30年創業以来の糸寒天
ノンカロリーで食物繊維を豊富に含んでいるため、ヘルシーな食品として見直されたことがきっかけとなり、テレビ番組や雑誌で特集が組まれるなど「寒天ブーム」が巻き起こりました。
地域の食材を使ってゆっくり楽しむスローフードや、健康や持続可能なライフスタイルを大切にするロハスの思想などが時代の潮流となっている今、伝統の食品である寒天がクローズアップされたといえるでしょう。
山眞産業は、昭和40年に寒天を応用した粉末ところてんの素を開発し、三越銀座店に茶屋出店したり、ところてんセットを家庭向けに発売して話題を呼ぶなど、寒天製品の家庭普及に長年にわたって取り組んできました。業界のパイオニアとしての自負をもち、平成の「寒天ブーム」をブームだけに終わらせず、さらに広く深く浸透させることに尽力しています。新しいレシピの提案をはじめ、新商品開発、展示会企画など、多彩な啓蒙活動を積極的に行い、すべてのご家庭で愛され続ける寒天を目指して、山眞産業の挑戦は続きます。
糸寒天は、海の幸と山の幸の結晶です。日本近海で採れた天草(紅藻類の海藻)と山岡町の清冽な水、乾燥したおいしい空気、この三拍子が揃ってはじめてできあがります。また糸寒天づくりには、冬に雨や雪が少ないうえ寒さが厳しく、晴天の日が多いという、特殊な気象条件が欠かせません。天草の煮汁を冷やし固めた生天(ところてん)をマイナス5度〜10度に冷え込む夜間に凍結させ、昼のカラリと晴れた天日で解凍乾燥させ、また凍結と解凍を繰り返し、2週間以上かけてやっと寒天としてできあがります。
昭和30年の創業以来、愛情を込めて、ていねいに作られてきた山眞産業の糸寒天。時間はかかるけれど、自然から生まれた素朴な宝物なのです。
韓国の糸寒天協力工場
日本と同様の良質の天草がとれる韓国では、昭和の初期(戦前)の植民地時代に、日本から製法が持ち込まれ、日本人の手で寒天づくりがはじまりました。その技術は今日に受け継がれ、質の高い製品を安定供給する、重要な生産拠点の一つとなっています。